プレイデータ信長の野望-革新

チャレンジモード – 名声をこの手に

一条兼定 : 「今、当家に最も足りないものは何じゃ?」
家老 : 「はて・・・ 足りないものが多すぎて見当がつきませぬ」

出だしから漫才のような掛け合いで始まる当シナリオだが、一条家であるが故にまんざらただのギャグではない。大名の一条兼定は、酒色に溺れた日々を送って家臣に追放されてしまったという経歴の持ち主。それ故にゲームの中では非常に能力が低い扱いとなっている。実際、全パラメータ(統率や武勇など)の合計が43という悲しい結果になっている。浪人であればどんなに俸禄が安くとも登用を見合わせてしまいそうなレベルだ。

史実では、乱行を諫めた家臣(土居宗珊)を手打ちにするなどやりたい放題の兼定だが、今回はその兼定を担当して名声をあげてあげようというシナリオだ。救済措置をうまく利用すればそれほど苦しまずにプレーできるだろう。

開始年
  • 1555年5月
クリア条件
  • 1558年4月が終わるまでに一条家の名声を150以上にする。
大名家
  • 一条家 当主:一条兼定
勢力情報
  • 名声 : 101
  • 兵力 : 12,216
  • 金銭 : 9,620 (収支 +4,000 / -3,800)
  • 兵糧 : 47,530 (収入 +4,800)
  • 技術 : 内政学舎 / 割符 / 鉄砲櫓
  • 協定 : なし
  • 同盟 : 大友家 (36ヶ月)

まずは名声を上げる方法を確認

ゲームスタート時点で101ある名声を3年間で150まで上げる(差し引き+49)必要があるため、漫然とプレーするだけではクリアすることは難しい。そこでまずは名声を上げるためにどんな方法があるのか簡単におさらいしておこう。

  1. 他勢力の本城を攻略する ・・・ +10
  2. 同盟や停戦を無条件で受諾 ・・・ +10
  3. 要請に応じる ・・・ +10
  4. どの勢力よりも先に新技術を獲得する ・・・ +10
  5. 同盟勢力からの技術交渉に無条件で応じる ・・・ +10
  6. 捕虜の返還交渉に無条件で応じる ・・・ +10
  7. 捕虜の解放 ・・・ +1
  8. 町並建設 ・・・ 町並1つにつき+1

一条家のおかれた状況では、①②⑧が名声獲得手段として適している。攻略対象は西園寺家と河野家で、それぞれから停戦を1回受諾して攻略すれば簡単に目標の名声はクリアできそうだ(停戦2回で+20、本城攻略で+20、西園寺の黒瀬城と河野の湯築城の町並で+12合計+52)。あわよくば同盟相手の大友家から技術交渉の使者がくる可能性もあるし、捕縛した捕虜の返還要求も考えられる。まあこんな感じで①②⑧を主要目標とし、⑤⑥の可能性に期待も寄せながらプレーしていくこととする。

相手からの停戦要求を引き出しながらうまく名声を上げていく
相手からの停戦要求を引き出しながらうまく名声を上げていく

救済措置の在野武将を全員採用する

兼定本人が弱小であることと、隣国に”土佐の出来人”と言われた長宗我部元親がいるため、西園寺を攻めるにも迂闊に行動できない。それに対する救済措置なのかもしれないが、史実では四国周辺に登場しない4名の優秀な武将が在野武将として登場する。

南光坊天海 (統率3 / 武勇1 / 知略97 / 政治94)
柳生宗厳 (統率62 / 武勇105 / 知略35 / 政治20)
滝川一益 (統率89 / 武勇81 / 知略84 / 政治44)
丹羽長秀 (統率75 / 武勇69 / 知略73 / 政治86)

まずはこの4人を確実に採用していこう。特に重要なのが南光坊天海だ。知略が高いため内政の進言や攻略部隊の計略担当として大きな活躍をしてくれるはずだ。もし天海の登用に失敗するようであればゲームをリスタートしたほうがよい。天海の登用には土居宗珊に活躍してもらおう。

在野武将の登用は天海に任せておけばまず失敗することはない。ゲーム開始時に天海を登用することが肝心。
在野武将の登用は天海に任せておけばまず失敗することはない。ゲーム開始時に天海を登用することが肝心。

商人衆の協定&市の建設

相手からの停戦要求を引き出すために恣意侵攻をかけたり(または本気で攻めたり)することから、大量の兵糧が必要になる。そのため天海が在野武将の登用を行っている間、他の武将は必死に市を建設してもらう。

ゲーム開始時点で割符を修得しているため、畑や水田は必要ない。尚、秋の収入期(9月)になる前に商人衆と協定を結んでおこう(市の建設に集中して協定することを忘れないように)。

使者を出すタイミングは天海に進言をもらう。知略97の彼の助言に間違いはない。また4人全員の登用が完了するまでに募兵を済ませておこう。タレント武将が全員揃ったら即出陣だ。

この時点で中村御所は最大町並数に達しているため、名声は104になっている。

柳生や滝川などのタレント武将を中心とした足軽部隊で板島港を攻略
柳生や滝川などのタレント武将を中心とした足軽部隊で板島港を攻略

西園寺家の板島港を攻略

ゲーム開始直後に全軍で板島港に出陣するも停戦要求がなかった。何度か恣意侵攻を試みるも同様。タレント武将を揃えて出陣しても同様にガン無視だ。一条家だからそうとうナメられているみたい。このメンツに勝てると思ってるのかな・・・ ちなみに出陣部隊の構成は下記のような感じ。

足軽隊 5,000 − 滝川 / 安芸 [統89 / 武81 / 知84] 槍衾 / 鼓舞
足軽隊 5,000 − 丹羽 / 柳生 [統75 / 武105 / 知73] 槍衾 / 槍突撃
足軽隊 5,000 − 本山 / 天海 [統75 / 武71 / 知97] 鼓舞 / 混乱

その後、黒瀬城からの出陣部隊も合わせて撃破し、板島港を攻略完了。港は名声に影響しないため、名声104は変わらず。

西園寺家当主を捕縛して処刑。「まさかおぬしの手にかかって・・・ 人の一生とはわからぬものよ」。確かに兼定に処断されるなんて死んでも死にきれん。
西園寺家当主を捕縛して処刑。「まさかおぬしの手にかかって・・・ 人の一生とはわからぬものよ」。確かに兼定に処断されるなんて死んでも死にきれん。

長宗我部家には触れずに西進するのが吉

長宗我部を攻めてはいけない理由は3つある。一つ目はもちろん元親本人だ。彼は統率が高いだけでなく知略もヤバイ。つまり天海の計略戦法が弾かれる可能性が高いため、こちらが有利に戦えない。二つ目は長宗我部家が足軽戦法に長けているため、これも計略と同様に弾かれる可能性が高い。戦法が効かなければ柳生宗厳が活躍する余地がない。三つ目は本城近くの国人衆と協定を結んでいること。これだけハードルが高いとさすがに勝てる余地がない。無理に東進する必要はないので、おとなしく西に向かおう。

河野家と西園寺家の両家と停戦

板島港攻略後は西園寺家がかなり素直になってきた。早速黒瀬城に向けて恣意侵攻するとあっけなく停戦の使者が来訪。部隊を退却させるのもアレなんで、そのまま河野家の湯築城に向けて進めると城から迎撃部隊が出陣してきた。その部隊を殲滅したところで河野家からも停戦の使者が来訪。いずれも当然受諾し、これで名声は一気に124になった。

この間、城に居残り組のメンバーは募兵や米の売買を行おう。また河野家との戦闘で兵士が減ったため、中村御所から板島港に2,000の兵を輸送しておく。

恣意侵攻にビビッた両家から停戦の使者が来訪。着実に名声がプラスされていく。
恣意侵攻にビビッた両家から停戦の使者が来訪。着実に名声がプラスされていく。

河野家のピンチに乗じて湯築城を攻略

西園寺家との停戦期間が終了して黒瀬城の攻略にかかろうとしていたとき、三好家に動きがあった。河野家の領内に築城部隊が進軍しているのを発見。このチャンスをうまく使おうということで、西園寺からの停戦要求を再度受諾して、部隊をそのまま湯築城へ向かわせた。

河野家は案の定、築城部隊の迎撃に出陣し、城の守備兵力は4,000に減少。築城の迎撃部隊が我々に気付いて踵を返すも時既に遅し。迎撃部隊が城に戻るまでには天海の部隊が混乱を発動できるまでに闘志が上がっていた。絶妙のタイミングで天海の計略が成功し、部隊と城の両方が混乱(運良く鼓舞も連鎖)。 柳生宗厳の足軽戦法も連鎖し、すさまじいダメージが与えられた(合わせて2,500くらい)。「よーーーっし。楽勝ぉ〜」と調子こいていたときにそれは起こった。

三好家の築城部隊に合わせて河野家の湯築城に進軍。それにしてもいいタイミングで動いてくれた。ありがとう三好さん。
三好家の築城部隊に合わせて河野家の湯築城に進軍。それにしてもいいタイミングで動いてくれた。ありがとう三好さん。

♪ぷぅぉ おぉぉ 法螺貝の音と共に長宗我部家が出陣

まさに青天の霹靂。長宗我部は12,000の部隊であるのに対して、中村御所の守備兵は1,500。しかも元親自身が出陣しているという最悪な状況だ。さっき西園寺からの停戦を受諾したので名声は134だが、まだまだクリアには足りない。しかも中村御所をとられてはクリアが困難になってしまう。

「よしっ、今度は我々が停戦をお願いする番だ!」ということで停戦コマンドを見ると、なんと「それがしにお任せ下さい」と土居宗珊が立候補(天海は湯築城攻略中)。やっぱりいざというときは忠臣にお任せですね ということで使者を送るもあっさりと拒絶。金銭は50,000もあるのでイケると踏んでいただけにショック。土居を手打ちにした兼定の気持ちが一瞬だけわかった気がした。

守備兵を前線に移動させてしまったのが災いしたか、スッカラカンの中村御所めがけて元親が出陣。勘弁してくれ。
守備兵を前線に移動させてしまったのが災いしたか、スッカラカンの中村御所めがけて元親が出陣。勘弁してくれ。

マジで落城寸前の中村御所

長宗我部家への停戦要求が失敗する中で、今度は河野家からの停戦要求の使者が来訪。仮に受諾しても名声は144になるだけなのでここは拒否。むしろこのまま攻略して、本城とその町並を獲得することで一気にクリアを狙う。

クリアにはあと +16の名声が必要で、本城攻略で+10あるとして湯築城の城下は最大町並が6。ギリギリいけるか?と思いきや建設済みの町並数は5しかないため、名声が+1足りない。「湯築城を制圧しました」の文字が悲しく踊る。そのころには既に長宗我部軍が中村御所に到着し、城の耐久をガリガリ削っている最中。「あと+1・・・」もどかしさを感じながら、方法を模索していたところ思い出した。

「そうだ。捕虜だ!」。そして湯築城攻略で捕縛した武将を解放して無事クリア。安全第一でプレーしてきたはずが、薄氷を踏むような形でギリギリクリアとなった。

クリアを目前にして落城寸前の中村御所。有り金全部あげるから退却してくれないかな。
クリアを目前にして落城寸前の中村御所。有り金全部あげるから退却してくれないかな。

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