2歳の娘が夜中に血だまりができるほど鼻血を垂らしたときの対処と一部始終

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私には執筆時点で2歳になる娘がいる。先日、公園で転んだ日の深夜にベッドが血まみれになるほどの大量の鼻血を出したことがあった。医者の見立てでは異常は認められず、本人もピンピンしているので「結果オーライ」で決着したのだが、あまりの出血量に私自身かなり狼狽してしまった。

また、転んだ当日の出血ということもあり、顔面を打ったことで頭部へなんらかのダメージがあるのではとも思ったが、これも「大丈夫」との診断をもらい一安心した。診断の過程で、「頭を打ったときに、こんな諸症状が出てると危険だよ」というチェックリストも教えてもらうことができ、非常に参考になった。

同じような年頃のお子さんには起こり得ることだと思うし、ドクターのアドバイスや上記のチェックリストなど有効な情報もあったので、当時の状況と対処の一部始終をまとめてみることにした。同じような経験をされた方に(こんな経験はしないほうがいいのだが)、少しでも参考になれば幸いだ。

公園で遊具から落下して顔面を強打する

その日は晴れていたこともあり、娘を外で遊ばせようと、陽射しも弱まった夕方に公園へ連れ出した。ブランコや滑り台で一通り遊んだ後、ターザンロープに興味を示したので、そのスタート地点(台のようになっているところ)に連れていくと、台の上り下りが楽しいのか、とてもはしゃいでいた。足腰がだいぶしっかりしており安定感があるので、割と安心して見ていたのだが、不意に飛んできた蝶々に気をとられてバランスを崩した娘は、そのまま台の端から地面へと落ちてしまった。

台は地面から凡そ50センチ程度の高さがあったものの、幸い地面は砂地で多少のやわらかさはあった。しかし、顔を強くうった痛みと落ちた恐怖で娘は大泣き。抱っこをしてなだめるも、しばらく私から離れようとしなかった。

公園では泣きはらしていた娘も家に帰るまでの間で落ち着いたらしく、帰宅後はケロッとしてDVDを見たり、夕食→風呂を一緒に入って、いつも通り21時にベッドに入った。ちょっと大きめのシングルベッドを二つくっつけたもので、いつも親子三人川の字で寝ている。その日も、子守唄や昔話を聞かせ
ながら毛布にくるまってウダウダするいつものコースを経て、30分くらいすると寝息が聞こえてきた。

娘の寝顔を確認した私と妻はベッドを静かに抜け出し、隣にあるリビングでそれぞれの仕事をした。狭い家なので、ベッドルームの戸を閉めなければ娘の息遣いが聞こえてくる、そんな距離感だ。

と、ここまではいつもの日常だった。

おむつ替えのタイミングで大量の鼻血に気づく

深夜の2時をまわったころ、寝る前におむつを替えようと娘のベッドに行った。起こさないようリビングから漏れてる薄明かりを頼りに、半分手探りな感じでおむつを替えていたが、ふと手が濡れるような感覚に違和感を感じた。最初は娘のよだれか、おむつのおしっこがついたのかと思ったのだが、すぐにその液体が”透明でない”ことに気づく。

とてもいやな予感がした私は、すぐに部屋の豆電球をつけたところ、娘の顔の横に直径20センチくらいの真っ赤な”水溜り”があるのを見つけた。コップの水を静かにひっくり返したような量だったので、最初は吐血を疑い口の中まで確認したが、鼻を伝っているのを見て、鼻血だと判断した。

これまで映画やドラマの中でしかみたことがないくらい大量の血に、医学知識が皆無の私は相当狼狽してしまった(家内は半泣きだったし・・・)が、そんなパニック寸前の親を尻目に、娘はスヤスヤといつも通りの感じで寝入っていた。私は娘の呼吸がいつも通りなのを確認すると、鼻血が気道をふさがないよう枕を積み上げて娘の上体をおこすようにして寝かせた。

時々寝言を言ったりする娘の状況は、鼻血以外はすべていつもと同じ状態だった。

救急相談センターに電話してみた

小児科のある救急外来に連れて行くつもりで身支度を整えつつ、専門家のアドバイスがほしかったので、救急相談センター(#7119)に電話をしてみた。この番号は急な病気や怪我をした際に「救急車を呼んだほうがいいのか?」「今すぐ病院に行ったほうがいいのか?」などを相談できる窓口だ。医師や看護師が24時間対応してくれ、症状に基づく緊急性のアドバイスをくれるほか、適切な医療機関も案内してくれる有難いサービスだ。

以前、娘が40度を超える高熱が出た際、お世話になった。今回は2度目の利用となる。電話を掛けると、冷静で且つしっかりした口調のオペレータが対応してくれた。とりあえず、そのプロフェッショナリズムを感じさせる声を聴くだけで、いくぶん冷静さを取り戻せた。

公園でのアクシデントと今の症状を伝えると、意外な回答が返ってきた。このくらいの年齢の子供は寝ている間に鼻血を出すことが多いらしい。鼻の奥の血管が細いため、暑くてのぼせたり、寝ながら無意識に鼻をほじって血管を傷つけてしまった場合などに鼻血がでやすいらしい。ただ、公園での出来事があるので、打ち所によっては命に関わることもあるらしい。その緊急性を判断するために、アクシデント直後の状況をいくつか質問された。一問一答は下記の通り。

01. 頭部を打ったのか?

まず、そもそも頭をぶつけたのかという確認。落下時はうつぶせに近い状態で落ちたこと、頬のあたりが赤くなっており且つその近辺に砂が付着していたこと(逆に頭部に砂がついていなかったこと)、娘の自己申告でも「ほっぺが痛い」と言っていたこと、たんこぶや切り傷的なものが頭皮に見られないことから、物理的に頭部は打っていないと伝えた。

02. 頭を痛がらないか?

直接ぶつけていなくても、ひねったりしている可能性もある。頭を痛がらないかと聞かれたが、そんなそぶりはなかったので、「なし」と回答。

03. 吐き気がないか?嘔吐がないか?

気持ち悪そうにしていたり、特に食事をしたわけでもないのに嘔吐するようなことがないか確認された。公園の中でもそんなそぶりはなかったし、帰宅後の食事もいつも通りだったので、吐き気/嘔吐はなしと回答。

04. すぐに眠ってしまい、起こしてもなかなか起きないことはないか?

いわゆる意識障害があると、寝ているような状態になるらしい。いつもの時間にベッドへ入るまでは、眠っていた時間はなく(お昼寝の後で公園に行った)、眠そうなそぶりもなかったので「なし」と回答。

05. ぼんやりして視界が定まらない様子はないか?

これは娘の自己申告には頼れないので、外から見て、目がうつろな感じで焦点が定まっていないように見えないかということを聞かれたが、そのような症状は「なし」と回答。

06. 視力が弱くなっていないか?

これも上の質問に近い。目の前にパパがいるのに、「パパ!」と探すようなそぶりを見せないか といったことから、視力の低下を疑わせることがないかどうかを聞かれた。これも「なし」。

07. ものが二重に見えたりしていないか?

例えば、目の前のコップやスプーンをつかみ損ねたり(いつもは難なくできるのに)、手をつなごうと差し出した手をうまくつかめなかったりすると、ものがダブって見えている可能性があるらしいが、これもそんなそぶりはなかった。

08. 手足が動きにくくなったり、しびれた様子はないか?

今まで活発に動いていた子が急に静かに動かなくなったり、手をうまくつなげなかったり(いつもと同じ感じで握り返してこないなど)すると、手足にしびれが来ている可能性があるらしいが、これも「なし」。

09. 痙攣やひきつけの症状はないか?

これは明らかに見てわかる症状なので、これも「なし」。

10. 発熱があるか?

これも帰宅時から現在を通して平熱であることを伝えた。(きちんと体温計で測ったわけではないが、抱きしめたり、顔に触れたときの肌感覚で平熱と判断)

これらの回答から、今すぐ救急外来に行く必要性は低いが、翌朝イチバンで脳神経外科のある病院で検査を受けることを薦められた。

翌朝、指示通り脳神経外科を受診

翌朝、近くにある総合病院の脳神経外科を受診した。ことのあらましと救急相談センターでのやりとりを説明したところ、「恐らく大丈夫だろう」との結果だった。どうしても心配なら、MRIやレントゲンをとって精密検査をすることもできるが、まだ幼児には検査による負担のほうが大きいだろうということで、検査は避けた。

その代り、同じ院内の形成外科で触診による診断をしてもらった。鼻や顔面が骨折し、その骨が血管を傷つけて出血している可能性がないか検証するためだが、こちらも問題なしとの結果。

今後も鼻血が継続して出るか、経過を見守ることになった。このときのポイントとしてアドバイスされたのが鼻血の色だ。

もしかすると昨夜流れた鼻血が、鼻の奥に貯まっていて、それがなにかのタイミングで流れ出てくることがあるらしい。その際、血が「どす黒い色」であれば、過去に出血したものが流れ出ているだけなので、それほど心配はいらないとこと。逆に「真っ赤な鮮血」であれば、今まさに血管から流れ出ているものであり、傷口がふさがっていないことを意味するから、今後も継続して真っ赤な鼻血がでる場合は、再来院してほしいとのことだった。

その後、数日「どす黒い鼻血」が継続して完治

それから数日、「どす黒い鼻血」をタラタラ流していたが、鮮血がでることはなく、2,3日で鼻血は収まった。娘も相変わらず、元気に過ごしている。

いやーーー、プロフェッショナルなドクターの皆さんに感謝、感謝。
ありがたや、ありがたや。

hack4hs

東京の片隅で、娘+嫁+猫2匹と同居中。家族が寝静まった深夜に、FPSとシミュレーションに興じるサラリーマンゲーマー。家事&育児と仕事に追われる毎日で、買ったものの開封すらしていないゲームが多数。マジで老後はゲーム三昧の日々を送ろうと固く心に誓いながら、日々を清々しく生きています。

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